6月3日からの危険物安全週間に合わせて倉敷市で防災講演会が開かれました。
この講演会は倉敷市防火協会倉敷支部が「危険物安全週間」に合わせて毎年実施しています。はじめに安原秀支部長が「今年も危険物の安全意識向上に努めましょう」と挨拶しました。講演会では川崎医療福祉大学感覚矯正学科の太田 信子教授が「くらしの中のし忘れとその予防」と題して話しました。
講師の太田さんは、し忘れ、し間違い、ど忘れといった暮らしの中の失敗について話しました。そして、人の死因の6番目に不慮の事故があげられ、毎年およそ4万人が亡くなっていることを説明しました。不慮の事故の原因は主に自然災害や機械の故障、人のうっかりミスなど3つがあげられ、「人間のうっかりミスによる事故は工夫次第で防ぐことができる」と話しました。
「たぶんこうだろう」という思い込みや勘違いによるミスを防ぐには見にくい、聞きにくい、覚えにくいなど「にくい」ものをなくすことが重要ですと強調しました。講演会では支部の会員や一般の聴講者およそ150人がミスを防ぐための方法を学んでいました。