倉敷市立図書館で27日、倉敷市真備町について学ぶ郷土講座が開かれました。
この郷土講座は地域について知ってもらいたいと倉敷市立図書館が年に3回、開いています。
今年2回目の講座は元真備町教育委員長の中山薫さんが「真備町歩けば」と題して講演しました。
中山さんは真備町岡田在住の82歳で、倉敷青陵高校で30年間日本史を教えたのち、大学の非常勤講師も務めました。
地域の友人と町内を歩き、歴史や名所についてまとめた「真備町歩けば」を出筆しています。
講座では本に沿って、作家横溝正史の作品の舞台となった岡田地区の歴史や昭和55年にあった「真備町」の町名の改名運動などについて話しました。
改名が実現しなかったなかで支所など、行政に近い場所は「まび」、中学校など教育機関は「まきび」と読むといった混在した状況があることなどを説明すると聴講者は興味深く聞いていました。