今年も残り2カ月となりました。
倉敷市羽島の天神窯では、来年の干支「イノシシ」をかたどった香盒の窯出しが行われました。
陶芸家岡本篤さんの天神窯では、昭和24年から毎年この時期に干支の香盒を制作しています。
先代の欣三さんから続く干支の香盒作り。
71作目は来年の干支「己亥」をモチーフにした香盒です。
直径7センチ、高さ6センチの大きさで170個が窯出しされました。
母イノシシが外敵から守りながら子のウリボウに乳をあげる暖かいイメージを表現しています。
釉によってつやの無い自然に溶け込んだヨモギ色に仕上がっています。
天神窯の己亥香盒は年内に200個ほど制作される予定です。
26日から28日までは窯出し展が開かれます。