玉野市の職員有志で作る海洋博物館魅力向上プロジェクトは、博物館倉庫の清掃を行いました。
清掃活動は使用していない水槽や過去の展示看板などの保管場所であり展示用の生き物の仮飼育設備となっている倉庫で行われました。玉野海洋博物館=渋川マリン水族館は昭和28年に開館し、平成7年にリニューアルしたものの老朽化が進んでいます。入館者数もリニューアルした平成7年の13万8000人をピークに現在は、過去3年7万4000人で推移しています。玉野市は財政悪化に伴い、海洋博物館を行財政改革の対象に挙げていて市の職員有志が魅力向上プロジェクトチームを作って存続に向けて活動しています。清掃は、活動の第一弾で、20年以上、備品が詰め込まれている倉庫を整理し、展示生物の入れ替えなどをスムーズに進めてもらおうと行われました。倉庫は台風の影響などで木の柱が劣化によって崩れている場所もあり危険な状態となっていますが、博物館の収蔵場所も少ないことなどからスペース確保のために懸命に作業を進めていました。海洋博物館魅力向上プロジェクトでは、清掃活動のほか企画や情報発信などのアイデアを考え海洋博物館の継続にむけて活動を進めていきます。