倉敷市児島由加の由加神社本宮で3日、「由加山火渡り大祭」が行われ、参拝者が火の道を歩いて、心身を清めました。
「由加山火渡り大祭」は、330年以上前の江戸時代から続く「ゆが・こんぴら両参り」とともに、年に一度、香川県の金刀比羅宮のご神火を合わせて行われている伝統行事です。
紫燈大護摩祈祷では、破魔矢で清めたあと、ご神火が護摩壇に点けられ、参拝者の願いが書かれた護摩木が次々と投げ込まれていきました。
護摩木が燃え尽きると、修験者たちは熱湯を頭から浴びる湯加持を行い、火がくすぶるすみの上を歩く荒行に挑みました。
その後、参拝客も火渡りに臨み、裸足になって、煙が立ち上る火の道を次々と歩いていきました。
この日、由加神社の火渡り大祭には県内外から1000人以上が訪れ、無病息災や家内安全を祈りました。