きょう3月3日は桃の節句です。
明治から平成に作られたひな人形の展示が玉野市の旧藤原元太郎邸八浜町並保存拠点施設で行われました。
七段飾りや押絵雛など15組のひな人形がずらりと並んでいます。玉野市の八浜町並保存拠点施設では、毎年、3月3日の「桃の節句」に合わせて地域住民が持ち寄ったひな人形を飾っています。地域の活性化を目的に始めた展示も今年で7回目を迎えました。大正時代の木目込み人形や昭和初期に流行した御殿雛といった各時代のひな人形の顔や衣装、形などが楽しめます。こちらは、明治時代に嫁入り道具として京都で作られたものです。今から280年前、江戸時代中期に流行した享保雛で、能面のような顔と金の糸を使った豪華な衣装が特徴です。訪れた親子連れなどは、ゆっくりと鑑賞していました。明治から現代のひな人形が楽しめる展示は、来年も開催する予定です。