総社市は、4月から導入した「パートナーシップ宣誓制度」に合わせ職員などを対象にLGBT(エルジービーティ) 性的少数者への理解を深める研修会を開きました。
総社市片岡聡一市長
「LGBT」をテーマにした研修会は、同性のカップルを結婚に相当する関係と認める「パートナーシップ宣誓制度」を4月から導入した総社市が、職員などを対象に開きました。講師には、総社市出身で東京都在住のトランスジェンダー活動家浅沼智也さん29歳を招きました。浅沼さんは、女性として生まれましたが、幼いころから自分の性別に違和感をもち、23歳の時、性別適合手術を受けて男性になり、戸籍も変更しました。浅沼さんは、自身の体験を踏まえながらレズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーの頭文字で表現されるLGBT性的少数者とは何かを解説しました。また、LGBTのシンボルカラーレインボーのネクタイをしめた浅沼さんは、「性は、単純に男と女に二分されるのではなく、グラデーションのように多様で一人ひとり異なっていることを理解してほしい」と話しました。研修会は、総社市の職員や人権擁護委員など約60人が聴講し、多様な性を認め合い人権が尊重される社会を実現するために何ができるかなどを考えました。
♯総社市・多様な性を認め合う条例導入でLGBT(性的少数者)研修会
【取材日】2019年4月17日(水)
【場所】総社市総合福祉センター
【住所】総社市中央
【インタビュー】総社市 片岡聡一市長
トランスジェンダー活動家 浅沼智也さん