4月27日と、28日の二日間総社市久代(の真言宗の寺勝福寺で開かれる「寶燈展」をご紹介します。
総社市久代の勝福寺では、山寺(やまでら)の文化祭「寶燈展」と題して日本の伝統文化に触れる展覧会を平成22年(2010)から毎年開いています。10回目の今年は、平成30年2月に90歳で亡くなった倉敷市の木工芸家、林鶴山さんの追想展となりました。15歳から木工芸の道を歩んだ林鶴山さんは木目を生かした刳物(くりもの)を得意とし、平成7年に県の重要無形文化財保持者に認定され、その後も倉敷市文化章、黄綬褒章、紺綬褒章を受章しています。生前、親交が深かった勝福寺では、懐石盆や皿、茶杓や茶卓といった茶道具や、香合などの作品を所有しており50点が展示されます。また、林鶴山さんが描いた竹林の図や四季の図などの屏風や色紙なども披露されています。自然を愛し用の美を追求した木工芸家林鶴山さんの追想展は27日・28日の2日間勝福寺の寶燈展として開かれます。なお、お茶席も設けられます。
♯総社・勝福寺の寶燈展 木工芸家 林 鶴山追想展
【取材日】2019年4月26日(金)
【場所】徹林山 勝福寺
【住所】総社市久代