10月に岡山市で開催される「G20保健大臣会合」を前に水島港西公共埠頭で港湾関係機関の連携強化を目的にテロ対策合同訓練が実施されました。
令和元年度2度目のテロ対策合同訓練には、水島海上保安部、税関支署、県警本部などでつくる水島港保安委員会のメンバー約60人が参加しました。水島港湾危機管理担当官の福島武人水島海上保安部長の挨拶に続いて行われた訓練は、テロリストが潜伏していると思われる貨物船が着岸しているとの想定で始まり、水島消防署によるケガ人の救助や消火訓練が行われました。また、貨物船内から押収した不審物を税関の移動エックス線車で透視検査を行い爆発物を発見すると県警機動隊の爆発物処理班によって処理されました。さらに、陸上に逃走した不審者を水島警察署の署員が取り押さえ逮捕する訓練。海に逃走した不審者を水島海上保安部の巡視艇逮捕するまでの訓練が行われました。巡視艇は小型小銃で攻撃してきた不審者に正当防衛攻撃をするなど、本番さながらの逮捕劇を繰り広げました。約1時間に及んだテロ対策合同訓練に参加した水島港保安委員会は治安対策への連携強化を図りました。
水島港テロ対策合同訓練
【取材日】2019年9月19日(木)
【場所】水島港西公共埠頭
【住所】倉敷市水島海岸通