玉野市の常山で、戦国時代に常山城を守ろうと戦い、無念の死を遂げた女軍の供養祭が開かれました。
常山は戦国時代に激しい合戦があった標高307メートルの山です。
山頂の城跡で毎年この時期に供養祭が行われています。
今年は玉野地踊保存会のメンバーや地域住民など約100人が参加しました。
常山城は、天正3年(1575年)に毛利家と織田家の戦いに巻き込まれ、毛利勢の総攻撃を受けました。
落城を前に、常山城主・上野隆徳の妻・鶴姫が、侍女34人と共に敵陣に攻め込みましたが、鶴姫は、最後は城に戻って自害したと伝えられています。
出席者は悲しい結末を迎えた女軍の墓に線香を手向け、手を合わせました。
そして、玉野地域に伝わる地踊り「かっからか」と、地元住民がつくった「常山女軍の歌」の踊りが奉納されました。
また、岡山城を拠点に活動するボランティア団体、「岡山戦国武将隊」が供養祭に初めて参加し、演舞を披露しました。
常山城で起こった悲劇を再現し、見事な刀裁きで熱演していました。
      
    
 
       
           
           
       
       
       
      


