早島町議会は、きょう(25日)9月定例会を閉会しました。
民間保育園に併設する児童館の予算などを盛り込んだ一般会計補正予算案や、佐藤博文町長の給与を50%削減する提案などが可決されました。
提案された19議案のうち、月額77万円あまりの町長の給与とそれに伴う賞与を50パーセント削減する条例改正案は、委員会審査で否決されていました。
減額した町長の給与が一般職員の課長補佐級の水準になることに懸念を示す意見などもありましたが、本会議の採決では、賛成7、反対2で可決されました。
きょう9月25日から適用されます。
一方、一般会計補正予算案は、全会一致で可決されました。
計上された1億467万円のうち、約6900万円が民間の整備運営により10月にオープンする保育所や児童館などの複合施設の費用です。
佐藤町長は7月の選挙戦で、町立児童館を町役場の近くに整備する民間運営の施設に移転する方針に反対していました。
ところが町長就任後、「説明を聞いて理解した」「混乱を招く」などの理由で態度を一変。
町立児童館を同じ場所で続け、民間が運営する児童館も事実上認める形にしました。
一般質問では児童館に関連して、佐藤町長への厳しい追及もありましたが、今定例会に提案した11議案はすべて可決され、閉会しました。