玉野市大藪地区の特産・大藪みかんが収穫シーズンを迎えています。
甘みと酸味のバランスが良く味が濃い大藪みかん。
瀬戸内海と気候風土が似ている和歌山県から大正時代に持ち込まれ、大藪地区で栽培が始まったとされています。
廣畑幸三さんのおよそ30アールの畑では300本の木が育てられ、現在、早生みかんの収穫シーズンを迎えています。
今年は暑さなどの影響で10日ほど遅く収穫が始まりました。
雨が少なかったためやや小ぶりですが、濃厚な味のミカンが育っています。
大藪みかんは、かつて30戸あまりの農家で育てられていましたが、生産者の高齢化により現在は7戸ほどに減少しました。
後継者不足が課題となる中、長年愛される大藪みかんを残そうと廣畑さんは3年前にこの畑を引き継ぎました。
早生みかんの収穫は今月下旬まで行われ、12月からは晩生の収穫が始まる見込みです。
収穫したミカンは、廣畑さんが経営する八浜町の「ひろはた農園」や「道の駅みやま公園」で販売されます。
■大藪みかん(税込み価格)
1kgネット420円
5kg箱2210円など
問い合わせ ひろはた農園0863-33-0270