王子が岳や鷲羽山などを含む瀬戸内海国立公園がきょう(16日)で指定から90周年を迎え、記念式典が開かれました。
式典には、倉敷市や玉野市の関係者などおよそ500人が出席しました。
瀬戸内海国立公園は、1934年(昭和9年)3月16日に日本で初めての国立公園として指定されました。
指定から数回にわたって対象エリアが広げられ、現在は海の範囲を含めると日本一広い国立公園です。
瀬戸内海に浮かぶ大小1000あまりの多島美が魅力で、王子が岳や鷲羽山、由加山などは特に優れた景観を保持している「特別地域」となっています。
式典に合わせて、倉敷市や玉野市の小学生を対象に募集した瀬戸内海国立公園の絵はがきコンテストの表彰式が行われました。
957点の応募の中から24点が入賞し、会場に展示されました。
式典のあとは、玉野市暮石地区の住民団体がぜんざいをふるまったほか、ニコニコ岩や王子が岳レストハウスなどを巡るスタンプラリーが行われ、参加した人には景品としてオリジナルのマスキングテープなどがプレゼントされました。