国指定重要文化財井上家住宅が一般公開再開から1周年を迎えたことを記念し、6日、落語会が開かれました。
県内外から集まった落語ファン約30人の前に登場したのは倉敷市の落語家・ジャンボ亭小なんこと牧野浩樹さんです。
牧野さんは古典落語の「時そば」と「転失気」を地元のネタを交えて岡山弁で披露し、会場を沸かせました。
この落語会は、落語家と倉敷市観光課の職員という二足のわらじを履く牧野さんが多くの人に井上家住宅を知ってもらうきっかけにしようと発案し行われました。
井上家住宅では10年にわたる保存修理工事を終え、去年3月から有料施設として一般公開しています。
去年の12月24日には来館者数1万人を突破し、その後も多くの人が倉敷美観地区で現存する最も古い町家建築を見に訪れています。
落語会の終了後、井上典彦(いのうえ・ふみひこ)16代当主による館内ツアー解説ツアーも行われました。
また、KCTでは、井上家住宅でボランティア活動を行なっている男子高校生についても取材しています。
今後のKCTニュースで放送します。