大型連休は、きょう(29日)が前半の最終日です。
総社市の備中国分寺一帯では、れんげまつりが開かれ、大勢の家族連れなどでにぎわいました。
れんげの花が田んぼを紫色に染めるこの時期、備中国分寺周辺でも、ちらほらと花を咲かせ始めています。
総社市の花・れんげを広く知ってもらい、多くの観光客を呼び込もうと市や商工会議所などで作る実行委員会が毎年この時期に開いている催しです。
備中国分寺芝生広場には、屋台が40店舗並んでにぎやかです。ソースの香りが香ばしい焼きそばや
お祭り屋台の定番・綿菓子、糸が切れるまで何度でも挑戦できる水風船などが、子どもたちの人気を集めました。
また、総社市の特産品などを販売するブースも盛況でした。
中でも、総社市の山田牧場が手掛ける豚の串焼きは、音と香り、そして煙に誘われ、行列が絶えませんでした。
特設ステージでは、山手地区の郷土芸能グループ「山手福山合戦太鼓」や、約40年前にれんげまつりが始まって以来出場し続けている「総社れんげの会」による踊りなどが披露されました。
また会場には、お茶席が設けられました。
総社市の表千家流によるお点前が披露され、訪れた人は五重塔を眺めながら和菓子と抹茶を楽しんでいました。
このほか、総社市のイメージキャラクターチュッピーのすごろくゲームが登場。
子どもたちがサイコロを振ってマス目のミッションに挑戦します。
訪れた人は、思い思いに春の吉備路を堪能していました。
備中国分寺周辺では、来月6日まで「吉備路れんげウイーク」と位置づけ、さまざまなイベントを開催します。
来月3日は和太鼓や舞踊、備中神楽の郷土芸能を披露する「幻想の響宴」、4日は写生大会が開かれます。
■吉備路れんげウイーク主な催し
5月3日(金)午後7時幻想の響宴
5月4日(土)午前9時吉備再発見写生大会