西日本豪雨災害のあった今月6日を前に、倉敷市の万寿東小学校で、防災の意識を高める授業が行われました。
全校児童600人を前に話をしたのは、元倉敷市立北中学校の校長で、現在、被災地の復興を支援する団体で代表を務める内田隆志さんです。
内田さんは「にげろ??」をテーマに、自ら作った絵本で避難や訓練の大切さを伝えました。
また、東日本大震災で明暗を分けた津波への対応にも触れ、命を守ることの重さを訴えました。
「ダンニャハード」とは、ネパール語で「ありがとう」という意味です。
内田さんが東日本大震災を受けて作った被災者へのメッセージソングを、子どもたちが力いっぱい歌い、生きること、支え合うことを考えました。
万寿東小学校では、今年は7月5日を「防災の日」と定め、災害から命を守るための授業を展開しました。
教室では、クイズで防災への理解を深めたほか、災害が起きた時の食事について学びました。
そこで、きょうの給食に出されたのが、非常食のカレーライスです。
ご飯とルーがレトルトパックに入っていて、水もお湯も入れずに、温めなくても食べられます。
炊き出しの定番メニュー豚汁と一緒に味わいます。
「防災の日」は、倉敷市内の学校ごとに設定していて、その日に防災教育を集中して行っています。




