倉敷市出身で小児がんの闘病経験がある大学生が、同じ病気の人を支援するためのチャリティー活動として、倉敷教会でレモネードスタンドを開きました。
11日、倉敷教会にレモネードスタンドが誕生しました。
運営の中心に立つのは倉敷市出身の大学生稲田莉子さんです。
稲田さんは、倉敷古城池高校2年生の時、小児がんを発症しました。
およそ1年間の入院を経て2021年に同志社大学神学部に入学。
去年(2023年)の大学3年生の時に同じ学部の学生たちから「私たちにできることはないか」と声があり、小児がんの子どもたちのサポートと小児がんについて知ってもらうことを目的に、その年の6月に学生ボランティア団体「レモネードスタンドPhilia」を立ち上げました。
元々は、がんを患ったアメリカの少女が闘病する子どもたちを助けようとレモネードを売って寄付したのが始まりとされていて、この取り組みは世界中で広がっています。
1杯350円からの寄付で販売し、手作りのレモンの砂糖漬けは試作を重ねました。
見た目にもこだわり、輪切りのレモンが見えるように透明のカップにしています。
去年7月から、京都市内の施設や教会を中心に月1、2回程度活動していて、倉敷教会での出店は今回で2回目です。
礼拝後多くの人がスタンドに集まり、冷たいレモネードを手にしていました。
集まった寄付金は経費を除いた全額がPhiliaの支援活動や寄付に充てられます。




