吉備信用金庫が総社市で創業する人をサポートする制度に新たにフリースクールを運営する事業が採択され、応援金が贈呈されました。
吉備信用金庫が主体となって行う創業支援事業「そうじゃスタートアップサポート3S」は、総社エリアで新しく事業を始める人、始めたばかりの人を育てることを目的とした制度で、昨年度から始まりました。
今年3月からの募集では4件の相談があり、そのうち、憩いのまなび家「イロトリドリ」によるフリースクールを運営する事業が8月に選ばれました。
採択された後、同様の事業を経験する人などから助言を受けまとめてきた、現在の課題や今後の展望を関係者に説明しました。
憩いのまなび家「イロトリドリ」は、2013年に倉敷市を中心に自主保育や自然遊びなどに取り組む親子サークルとして発足し、今年5月に総社市岡谷にある古民家で市内唯一となるフリースクールを開校、現在は任意団体として活動しています。
西村絵里子代表などは、全国的に不登校の児童生徒が増加傾向にあり居場所づくりが必要となる中、ボランティアだけで活動を継続するのは難しく、必要な人への周知も行き届かないとして、NPO法人化することや市などと連携した広報活動、放課後学童の受け入れなどを進めていきたいと話しました。
そして、吉備信用金庫の平田三喜男常務理事から、応援金として50万円が手渡されました。
「そうじゃスタートアップサポート3S」には、今回の事業を含めこれまで2件が採用されています。
次回の募集期間は、今月10日から来年1月末までとなっています。




