玉野市で一斉防災訓練が行われました。
和田・御崎地区では、避難の方法や場所を確認したほか、地元の中学生が災害や防災に関する学習の成果を発表しました。
町内放送玉野市では、毎年この時期に大地震や土砂災害などを想定した避難訓練を行っています。
今年は市内31の自主防災組織が参加し、各地で訓練が行われました。
このうち和田・御崎地区では「黄色いハンカチ作戦」が実施されました。
これは、避難所に向かう前に玄関前などに黄色いハンカチやタオルを掲げて地域住民に無事を知らせ、安否確認をスムーズにするためのものです。
2015年から実施していて、黄色いものなら軍手や傘でも代用できます。
まずは、町内会ごとに一時避難所に集まり、指定の避難所に向かいました。
今回は、生涯学習センターと日比小学校の2ヵ所に合わせて592人が集まりました。
避難所では、地元の日比中学校の3年生が、災害や防災について学んだ成果を発表しました。
過去の災害からの教訓や今後発生が危惧される南海トラフ地震の被害想定などをクイズを交えなから伝えたほか、地震が起きた時の行動を呼びかけました。
和田・御崎地区では、高齢化率が40パーセントを超えているため、非常時などの助け合いが重要視されています。
和田・御崎地区では、今後、自ら避難することが難しい住民の個別避難計画の作成を進めていきたい考えです。




