老朽化のため建替え工事が進められてきた総社市役所の新庁舎が完成し竣工式が行われました。
4月21日から新しい庁舎で業務がはじまります。
総社市役所の新しい庁舎棟と議会棟が完成し関係者で竣工式が行われました。
式では総社市出身で書家の高木聖雨さんが揮毫した市役所の題字がお披露目されました。
新しい総社市役所は8階建ての庁舎棟と4階建ての議会棟が隣接して建てられています。
外観は伝統的な建築の「和」をイメージしています。
新しい市役所のコンセプトは「日本一市民に優しい市役所」。
1階には窓口業務を中心とする受付を集約化し市民がワンストップで手続きを完結できるようにしています。
2階には福祉サービスに力を入れるため社会福祉協議会を配置しました。
また災害に強い市役所にするため建物は免震構造となっているほか4階の危機管理課の隣には災害対策本部を置ける会議室を新たにつくりました。
河川の状況などを5つあるモニターに映し出すことできます。
新しい市役所には総社市内の各地の特色を取り入れています。
エントランスの木材には総社市の維新地区から切り出したヒノキを使用し壁のタイルには阿曽地区にある鬼ノ城の壁に使われている版築と呼ばれる工法をモチーフにしたデザインにしています。
さらに窓口の番号案内版は山手地区の桃をモチーフにしたデザインとなっています。
市議会の議場も新しくなりました。
総社市原の山林からヒノキの原木を製材し天井や机、イスなどに使用しています。
また親子室を設け小さい子どもを連れて気軽に議会を傍聴できるようにしています。
イベントや講演会などが行える多目的ホールの「チュッピーホール」も今回新たに整備されほか8階には展望デッキが整備され市内を見渡すことができます。
今年度までの整備事業費は81億7900万円で今後は、古い庁舎を取り壊しや駐車場の整備などを2027年度中に完了させます。
また完成に合わせて一般の人に向けた内覧会が行われています。
参加者は新しい庁舎や議会棟を見学することができます。
内覧会は今月15日と16日にも行われます。
新しい市役所の開庁は4月21日からです。




