KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

倉敷市出身でＷＢＡ世界フライ級王者のユーリ阿久井政悟選手はあす（１３日）、２団体王座統一戦に臨みます。
世界王者の次なる挑戦。
勝利を見据えるその姿には気迫がこもっていました。

地元・倉敷で最後の調整に励むその目は静かな闘志を燃やしています。
ＷＢＡ世界フライ級の王座に就き約１年。
これまで２度の防衛戦に勝利し王座に君臨してきた倉敷市出身のユーリ阿久井政悟選手は、あす、２つのベルトを懸け世界王座統一戦に挑みます。
相手は１つ下の階級で王座統一を果たしフライ級に転向後、すぐに世界２階級制覇王者となったＷＢＣ世界フライ級王者・寺地拳四朗選手。
過去にスパーリングで拳を交えた経験があり手も足も出なかったというユーリ選手は、これまでボクサーとして寺地選手の背中を追ってきました。
またこの試合は、倉敷守安ボクシングジムとしても挑戦となる一戦です。
かつてこのジムから初めて世界に挑戦したウルフ時光選手が挑んだのが今回ユーリ選手が臨むＷＢＣ世界タイトルマッチでした。
現在１２人の選手が所属する倉敷守安ボクシングジムにとって最年長のユーリ選手は憧れの存在。
守安竜也会長も後輩選手の指針となるユーリ選手に期待を寄せます。
また、２児の娘の父親という側面をもつユーリ選手。
現在、妻・夢さんのお腹には第３子となる男の子を授かっています。
ジムのため、新たな家族のためにも２つ目のベルトを目指し王座統一戦に挑みます。

ユーリ阿久井政悟選手が寺地拳四朗選手に挑む２団体統一戦は、あす、東京・両国国技館で開催されます。