倉敷市の重井薬用植物園で春に園内を彩る貴重な草花の数々を見学できる会が開かれました。
見学会には、倉敷市内の約20人が参加しました。
講師を務めるのは、重井薬用植物園の片岡博行園長です。
参加者は、園内にある植物を片岡園長の解説付きで見学していきました。
国内では高梁川流域のみに自生しているといわれるシラガブドウや海岸の砂浜に分布するハマビシなど、絶滅危惧種に指定されている貴重な草花の生態や分布、豆知識などが紹介されました。
そして、この時期最も見ごろを迎えているのが環境省指定の準絶滅危惧種トキソウです。
名前の由来は、同じく絶滅危惧種の鳥トキから来ています。
その後も、春を迎えて鮮やかな緑色に染まった植物の数々を見学し、参加者は熱心に名前や生態についてメモをとっていました。
この見学会は重井薬用植物園の活動を広めようと倉敷市が市民講座として初めて企画しました。
重井薬用植物園では園主催の見学会を毎月開催していて今月は24日(土)に開かれます。
申し込みは、園の公式ホームページから行えます。