きょう16日から今月31日まで海難事故を防止する全国運動「海の事故ゼロキャンペーン」が実施されます。水島海上保安部はキャンペーンの出動式とパトロールを行いました。
「海の事故ゼロキャンペーン」の出動式には水島海上保安部や海難事故防止強調運動水島地区推進連絡会議に所属する地元企業のメンバーなどが参加しました。式では、三菱ガス化学水島工場の関藤蘭さんが一日海上保安部長に藤井晴香さんが一日船長に任命されました。2人は水島海上保安部の巡視船「りゅうおう」に乗り込みパトロールに向かいました。りゅうおうは一日船長・藤井晴香さんの号令とともに出航。藤井さんは操舵席に座って操縦を体験しました。そして、水島港内を航行する船舶に安全を呼びかけたほか港へ入るための目印航路標識の点検を行っていた海上保安部の職員へねぎらいの言葉をかけました。今年のキャンペーンではプレジャーボートなど小型船舶の点検整備を徹底しエンジントラブルを防止することや無線での交信や見張りを行って船舶同士でコミュニケーションを取り衝突を防ぐことなどが重点的に呼びかけられています。
岡山県内では今年、6月末までにエンジンの故障やバッテリー上がりが原因で運航できなくなる事故が8件起きています。水島海上保安部ではキャンペーン期間中のパトロールで、チラシやうちわを水島港の利用者に配り船舶の点検の徹底やライフジャケットの着用を
呼びかけます。