倉敷市は、市民の熱中症による健康被害を防ぐため、日本郵便と
協定を締結し市内の郵便局をクーリングシェルターとして指定しました。
きょう(28日)行われた締結式では、倉敷市の伊東香織市長と日本郵便 備中東部地区連絡会の田中泰志統括局長がそれぞれ協定書に署名しました。この協定で倉敷市内64ヵ所の郵便局が新たに「クーリングシェルター」に指定されました。
クーリングシェルターとは国の熱中症特別警戒アラートが発表された時に、一時的に暑さをしのぐために市民が利用できるスペースです。過去に熱中症特別警戒アラートが発表されたことはありませんが、倉敷市ではこれまでに商業施設やドラッグストアなど63ヵ所が指定されています。郵便局をクーリングシェルターに指定するのは玉野市などに続いて県内では4例目です。
郵便局のクーリングシェルターとしての運用はきょうから始まっていて、午前9時から午後5時までの営業時間内に利用することができます。
倉敷市消防局管内では今年に入ってから昨日までに熱中症の疑いで332人が救急搬送されていて、倉敷市はアラートが発令されていなくても体を休める場所として気軽に利用してほしいと呼びかけています。