瀬戸内国際芸術祭の夏会期がきょうから始まりました。
猛暑が続く中ですが、玉野市の宇野港エリアでも賑わいが期待されます。
夏会期が始まったきょう、香川県直島への玄関口となる宇野港エリアには朝から多くの観光客が訪れていました。
宇野港エリアの作品展数は12点で春会期から変わりません。
ほとんどが屋外展示で、暑さ対策が欠かせない中、今年は芸術祭実行委員会によって日傘が用意されました。
宇野港では、乗船客が出発待ちの時間に日射しをしのげるよう、およそ70本が設置されています。
案内所が設置されている宇野駅の構内にも10本が用意され周辺の展示を見るときに利用することができます。
また、現在休止中の宇高航路のフェリー乗り場に今年の春から展示されているサンドアート作品「命の塩」は、夏会期からテーマが「塩づくりの歴史」に代わっています。
作品は玉野市で製造された塩およそ75キログラムが使用されています。
上部では、はるか昔、吉備児島と呼ばれていた現在の児島半島が干拓によって本州とつながっていった様子を表現しています。
作品中央に瀬戸内海、その下には塩田や釜屋が描かれています。
この作品のほか、夏会期の間、作品が展示されているパワーエックスで工場見学会が週末を中心に行われます。
また、玉野市内の展示場所をつなぐ無料バスも春会期に続き運行されます。
瀬戸内国際芸術祭の夏会期は今月31日までです。