室町時代の水墨画家・雪舟ゆかりの井山宝福寺で小学生を対象に座禅や写仏の体験学習が行われました。
宝福寺では、雪舟が少年時代に修行をしたと言われています。
体験学習にはその時の雪舟と同じ世代の子どもたち20人が集まりました。
子どもたちは雪舟について説明を受けたあと座禅に挑戦しました。
小鍛冶一圭住職から足の組み方や姿勢、普段は1分間に15回程度する呼吸を1分間で5回ほどゆっくりと集中して行うことを教わりました。
中には、同じ姿勢を続けることで凝り固まってしまった筋肉をほぐして、再び集中するために肩を叩いてもらう「警策」を受ける子どももいました。
座禅そのあとは仏の絵を模写する写仏に取り組みました。
子どもたちは薬師如来と地蔵菩薩から気に入った方を選びお手本を半紙に写してゆっくりと描いていきました。
子どもたちは作法を教わりながら昼食をとったほか読経などの体験を通して雪舟への理解を深めていました。