玉野市の学校再編がいよいよ動き出します。玉野市立宇野中学校、玉中学校、日比中学校の3校を統合、再編するための準備委員会が発足し、第1回の会合が開かれました。
準備委員会は、再編する3つの中学校区内にある小中学校の保護者代表20人、地域住民代表7人、それに各中学校の校長教頭と市の職員、あわせて37人が委員に委嘱されました。
最初の会議では、宇野中保護者代表の加藤 優子さんを委員長に選び、今年度中にあと2回の会議を開くなど、今後のスケジュールを確認しました。玉野市教育委員会では、今年4月に小学校を今の14校から6校に、中学校を7校から3校に再編するとした適正規模・適正配置計画を策定、公表しました。
中学校は1学年3クラス以上にすることから、現在1学年1クラスしかない玉中と日比中を宇野中と統合再編し、新しい学校として2027年4月にスタートを切る予定です。委員会では4つの部会に分かれて、新しい学校の準備を行います。
このうちPTA部会では、さっそく会議を開き、制服や体操服などの学用品について検討を始めました。学校ごとにデザインや使用のルールが異なることから、細かい確認や議論が相次ぎました。
再編に当たっては、いままで学校で使っていた物を活用できるようにして、新たな購入を強要することがないよう、保護者負担の軽減に配慮するとしています。
このほか、総務部会では、まず学校の名前を決めます。その後、校章や校歌を募集、閉校式・開校式の計画を作ります。学校運営委員会では、学校行事や統合前の生徒同士の交流、部活動などについて
協議します。通学安全部会では、取り急ぎスクールバスの運行範囲について検討し、通学路の危険個所も調査します。
なお、どの部会も必要に応じて3校の生徒代表にも意見を聞くことにしています。教育委員会では、山田中と東児中の統合再編も2027年4月に予定していて、近く再編準備委員会を設置する方針です。