倉敷市は、宿泊税の導入について検討する費用などを盛り込んだ47億4200万円余りとなる追加の補正予算案を発表しました。
倉敷市の伊東香織市長が定例記者会見で、9月定例市議会に提案する追加の補正予算案について説明しました。
一般会計の補正予算の総額は47億4200万円余りで主なものでは宿泊税の導入について検討する委員会の設置費用として80万円を盛り込みました。宿泊税はホテルや旅館などの宿泊施設を利用する際に課される税金で宿泊者が負担し、宿泊施設が徴収して市に納める仕組みとなっています。市は年内に宿泊事業者や観光関係者、有識者などで委員会を作り宿泊税の導入について検討を進めていく考えです。
その他、小中学校の体育館に断熱材やエアコンを設置するための設計費に8400万円を計上しました。施設の老朽化や熱中症対策、避難所としての機能も担うことから実施するもので西阿知小と茶屋町小、味野小、帯江小、琴浦中の5校で改修を行う計画です。
西阿知小については児童数に対して狭いため、体育館を広げる工事も合わせて行います。いずれの工事も2028年度の完了を目指します。
また児島ボートレース場に整備されるパークエリアの計画内容も発表されました。パークエリアは駐車場横に整備されイベントが開催できる芝生広場をはじめスケートボードやBMX、バスケットの3×3といったアーバンスポーツが体験できるコートを整備する計画です。完成は2027年秋頃でボートレース場のスタンド棟との同時オープンを目指しています。
補正予算案は9月1日に開会する定例市議会で提案されます。




