おおむね70歳以上のメンバーで構成する軟式野球チームの中国四国地区大会が倉敷市で開幕しました。9月に入っても猛暑が続く中、シニア選手が熱戦を展開しました。
9年ぶりに倉敷市で開催された中四国古希軟式野球大会。岡山、山口、広島、島根、鳥取、徳島、高知の各県から選抜された16チームがトーナメントで優勝を争います。ベンチに入る選手は70歳、古希を迎えたシニア選手です。
大会3連覇を目指す岡山BLACKSOXは、倉敷市、玉野市中心のメンバーで構成するチームです。初戦の相手は、徳島県の国府球友クラブ古希。おととしの決勝でも戦っていて、1回戦から強豪同士がぶつかりました。大会では選手の年齢を考慮して、ピッチャーとホームの間と、1塁ベースの間を、野球規則で定められた距離より2mほど短くしています。試合は、初回に岡山が先制し、さらに3回、ランナーを3塁に置いて藤永直喜選手がショートの頭上を越えるタイムリーヒットを放ち序盤に2点リードします。この日は試合が始まった午前9時に30度を超え、9月とは思えない猛烈な暑さが選手を容赦なく襲います。さらにピンチを迎えたのは4回。相手の徳島・国府打線が火を噴きます。
右方向に運んで1点。さらに、右方向。ランニングホームランで2人かえって試合をひっくり返します。しかし、岡山の粘り強い野球は健在でした。その裏、ランナーを2人置いて、代打に井場文夫選手を送ります。笹井選手の好走塁もあって2点返し、逆転に成功します。
圧巻は2番手ピッチャーの大賀二郎投手。ベンチ入りメンバー最年長77歳です。終盤、相手の反撃を許さず、無失点で抑え、岡山が初戦を飾りました。




