倉敷市にある国指定の史跡・楯築遺跡の発掘調査がはじまっています。
倉敷市矢部にある楯築遺跡は弥生時代後期に造られた墳丘墓で国の史跡に指定されています。
円丘の南西と北東には長方形の突出部があったとみられていてこれを含めると推定全長は83メートルです。
しかし突出部のほとんどは1970年代に行われた住宅開発の影響で原型を失ってしまっています。
倉敷市は史跡の保存、そして観光やまちづくりなどへの活用に向けて今8月、発掘調査委員会を組織。
史跡の指定範囲に含まれていない南西突出部の追加指定と復元を目指し約2年3カ月間で調査を行います。
今年度は南西突出部にある石列の残存状況を確認するため南西端部分の縦10m、横12m、深さ約4mの範囲を調査します。
発掘調査はきのう(15日)から始まり、きょうはショベルカーを使って表面の土を掘削し石列がある深さまで慎重に掘り進めていました。
楯築遺跡での調査は来月(11月)14日まで行われる予定です。
終わり