倉敷市で活動する社会人ラグビーチーム「三菱自動車倉敷キングフィッシャーズ」。
今シーズン、所属する社会人リーグを負けなしの首位で奔走するチームが先月29日、地元倉敷で上位リーグへの昇格をかけた大一番に挑みました。
完パケ1946年に創部した三菱自動車工業水島製作所のラグビーチーム「倉敷キングフィッシャーズ」。
4年前から参入している関西の社会人リーグトップウエストでは現在、3部あるうちの真ん中Bリーグで戦っています。
所属する8チームによる総当たり戦で展開されるリーグで倉敷は、開幕からここまで無傷の6連勝。
そして、Aリーグへの昇格を懸けたシーズン最終戦に本拠地、水島緑地福田公園で望みました。
昇格を懸けた大一番の相手は今シーズン初対戦となるリコージャパン。
これまでの対戦成績は2戦2敗と未だ勝ちのない相手です。
試合が動いたのは前半10分。
黒のユニフォーム三菱は、トライライン付近から得点のチャンスを作ります。
さらに、その6分後相手キックの後からパスを繋いでいき・・・2つのトライとキックも決まり14点のリードを作ります。
その後、リコージャパンにトライを許し点差を7点に縮められますが前半残り10分ほどで再びインゴール付近からのラインアウトのチャンス。
前半3つ目のトライで相手との点差を開きます。
この後、相手に1つのトライを許すものの19対14の5点リードで後半に臨みます。
後半、まず得点したのはリコージャパン。
激しいボールの奪い合いの隙を突かれトライを決められます。
しかし、倉敷も反撃。
インゴールのライン際での押し合いからパスを繋いでいき、最後は地元倉敷工業高校出身の倉掛がトライ。
すぐさま逆転します。
このまま勝ち切りたい倉敷。
しかし、ここからリコージャパンに主導権を奪われます。
そして、後半22分。
倉敷は、リコージャパンのラインアウトからトライラインに攻めこまれます。
隙を突かれたトライで再び逆転を許します。
倉敷は、様々な手で相手のディフェンスラインの突破を試みますが得点の糸口を見つけられません。
そして・・・ホームでの大一番で勝ちきれなかったキングフィッシャーズ。
悲願のAリーグ昇格は今月6日に行われる入れ替え戦に持ち越されました。
Aリーグ昇格を懸けた入れ替え戦は、今月6日正午から神戸市のJR西日本神戸総合グラウンドで行われます。
対戦相手はAリーグ7位の豊田通商です。




