倉敷市酒津の「酒津焼兜山窯」が築窯90年を迎えるにあたり、先代たちの作品を集めた記念展が開かれています。
兜山窯は、倉敷市酒津の八幡山(通称:兜山)の麓にあり1935年に築かれました。
兜山の土は鉄分が多く、焼くと収縮が強いためゆがみがでやすいことからやわらかい雰囲気にしあがります。
築窯90年を迎えるにあたり、親子三代にわたり作陶してきた3代目・岡本達弥さんが、作品を通して窯の歴史を見てもらおうと、先代の作品を集めた記念展を開きました。
会場には、食器や花入れなど、およそ200点が並んでいます。
初代で祖父の簫一さんは、日常づかいしやすく素朴でシンプルな作品が多く、去年亡くなった2代目で父の孝明さんは、絵付けや釉薬の流しかけなど時代とともに変化した斬新な作風が魅力です。
達弥さんは、透明感のある青緑色をまとった青磁の作品や、銀を焼き付けた作品など、新しい雰囲気に挑戦してきました。
兜山窯で制作したことがある叔父の故・暉生さんや、姉の守屋明子さんの作品も並び、兜山窯の精神を受け継ぎながらもそれぞれの個性が光る5人の作家の作品が楽しめます。
兜山窯90周年記念展は8日(月)まで天満屋倉敷店で開かれています。




