倉敷成人病センターは、最新の手術支援ロボットを導入し、きょう10日、岡山県では初となる手術を行いました。
最新手術支援ロボット「ダビンチ5サージカルシステム」です。
4本のロボットアームの先端に取り付けられたメスや鉗子(かんし)というハサミのような器具をおなかに開けた小さな穴から体内に入れて手術を行います。
倉敷成人病センターではロボット支援での手術を2013年から取り入れています。
今月6日に最新ロボットのダビンチ5を導入しきょう10日初めての手術が行われました。
手術は、40代女性の子宮全摘出です。
患者の腹部にロボットのアームが入り、医師がモニターを覗き込みながらコントローラーを操作し患部を切除するなどして手術を行います。
ダビンチ5では、従来にはなかったアームの先端の器具で触った感覚をハンドコントローラーで感知できる機能が追加されたほか、既存製品の1万倍以上のデータ処理能力が搭載され、モニターの3D映像の解像度が上がりました。
これにより、更なる手術の質の向上や時間の短縮が期待でき、より安全で精密な医療を提供することができます。
ダビンチ5の導入により、倉敷成人病センターの手術支援ロボットは4台体制になります。




