倉敷市真備町の薗小学校で児童と高校生、地域住民が命や防災など様々なテーマについて意見を交換する特別授業が開かれました。
薗小学校で開かれた特別授業「薗っ子だっぴ」には、薗小学校の6年生や矢掛高校の2年生、地元住民などおよそ70人が参加しました。
「だっぴ」とは、自分の価値観や経験、未来のビジョンなどについて年齢や境遇の違う人たちと対話し新たな価値観を発見したり自己理解を深めたりするプログラムです。
参加者はグループに分かれ、「もしも1日だけ生まれ変われるなら?」や「命を形で表すと?」といった様々なテーマについて意見を交わしました。
この特別授業は、薗小学校と矢掛高校、NPO法人だっぴが協力して7年前から毎年行っています。
そして、最後のテーマは「防災」。
西日本豪雨の時に、両校の児童生徒の中にも多く被災者がいたことからその経験を風化させないようにと毎回、防災について考える時間が設けられています。
子どもたちは、災害を実際に体験した地域住民の話を聞いたり自分に今できることを考えたりして有意義な時間を過ごしていました。
「だっぴ」のプログラムは、これまで県内60の小中学校で開催されています。




