現在、発掘調査中の総社市福井の神明遺跡で先月21日、銅鐸が出土しました。
岡山県で、発掘調査中に銅鐸が出土したのは25年ぶり、2例目です。
今年4月1日から調査を行っている神明遺跡では、これまでに竪穴住居や土器棺など多くの遺構が見つかっています。銅鐸は埋納坑と呼ばれる銅鐸を埋めるために掘られた穴から見つかりました。銅鐸は高さおよそ30センチ、幅およそ15センチ、奥行きおよそ10センチで、錆や土が付着しているため表面が見づらいものの、弥生時代中期およそ2200年前に作られた外縁付鈕式と呼ばれる古い段階の銅鐸です。
【インタビュー】岡山県古代吉備文化財センター渡邉恵里子さん
出土した銅鐸は、13日(土)に岡山衛生会館三木記念ホールで行われるシンポジウムの会場で展示されるほか20日(土)には現地説明会が開かれ現地でも展示される予定です。