高速道路の利用が増える年末年始を前に、倉敷市内の高速道路料金所で、強盗事件が発生したとの想定で防犯訓練が行われました。
訓練は、料金所の職員が売上金を回収し、地下通路を通って事務所に戻っているところを、拳銃と刃物を持った2人組の男に襲われ、事務所の現金が奪われたとの想定で行われました。
現金を奪った犯人は、乗ってきた車で逃走。
追いかけた職員は、カラーボールを投げつけ、車のナンバープレートを確認しました。
その後、通報で駆けつけた警察官に、犯人の外見の特徴、逃走車のナンバープレートなどを正確に伝えていました。
この訓練は、本州四国高速道路や、岡山県警などが連携し、毎年この時期に実施しています。
訓練後の講評で、児島警察署の島 弘之生活安全課長は、「些細なことでもよいので、犯人の特徴を見逃さず、正確な情報を通報することが重要です」と訓練参加者に呼びかけました。
この日は、カラーボールを逃走車に投げつける訓練も実施されました。
カラーボールは後ろのタイヤ付近を狙い、塗料を確実に、車に付着させることが重要だということです。
参加者は万が一に備え、真剣に取り組んでいました。