倉敷市内で活動する絵画愛好家グループ倉敷美術サンガの、結成50周年を記念した作品展が倉敷市立美術館で開かれています。
倉敷美術サンガは30代から70代まで、幅広い年代が集まって活動するアマチュア絵画グループです。
画法は油彩に水彩、アクリルなど様々でテーマも抽象画から風景画人物画まで幅広く個性を生かした挑戦的な作品作りを大切にしています。
今回は会員11人の作品を始め講師の福武一心さんの砂と炭を使った抽象画や去年亡くなった元講師の三宅幹一郎さんの遺作などおよそ40点が並びました。
中でも倉敷美術サンガの作品展で毎回目玉となっているのが会員全員で製作する巨大な絵画です。
縦1.5メートル横4.8メートルにも及ぶ今年の共同制作のテーマは「風神雷神絵図in令和」。
俵屋宗達や尾形光琳で知られる風神雷神絵図が現代風にアレンジされています。
それぞれが自由なタッチで描いた16枚のキャンバスを持ち寄って作られていて、ロケットや空の模様など原画にはない描写から会員たちの遊び心が感じられます。
また、50周年を記念した今回は新作だけでなく会員が50年前に制作した絵画など過去の作品も一緒に展示されこれまでの軌跡を振り返ることができます。
倉敷美術サンガ50周年記念展は30日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。




