今年11月で開館40周年を迎える倉敷市立自然史博物館で、貴重な標本などを展示する「秘蔵お宝展」が開かれています。
絶滅したニホンオオカミの頭のミイラ。
キバや目、皮まで確認できます。
こちらは自然史博物館で最も古い標本「テツホシダ」です。
会場の特別展示室には、自然史博物館の100万点を超える収蔵品の中から選ばれた176のコレクションが展示されています。
こちらは突然変異した昆虫のコーナーです。
黒いモンシロチョウやオレンジのクマゼミなど色が異なるもの、そしてからだの左右でオスとメスの特徴を持つ雌雄型の昆虫が一堂に展示されています。
そのほか、すでに絶滅してしまった植物や昆虫、希少な化石、国内外の珍しい生き物の標本や剥製など貴重な品々が並びます。
「秘蔵お宝展」は、10月9日まで開かれています。
さらに、地下1階の講義室では生きている昆虫を展示する「むしむしサロン」が開かれています。
昆虫愛好家の交流や情報交換の場にしようと毎年開かれていて、市内外の昆虫愛好家が採集したカブトムシやクワガタをはじめ触るとすべすべしているヤスジスズメという蛾の幼虫などおよそ40点が集まっています。
今年は岡山市の昆虫ブリーダーが持ち寄ったヘラクレスオオカブトなど外国のカブトムシも並ぶほか、一部の昆虫でふれあい体験も行うことができます。
展示は9月8日までで、会期中は誰でも昆虫を持ち寄ることができます。
あす29日午後1時半からは、黒いモンシロチョウを見つけた小学校の元教諭によるトーク会も行われます。




