水島地区の2つの企業水島臨海鉄道とJFEスチール西日本のコラボ見学会が開かれました。
コラボ見学会には、小学生の親子連れを中心に53人が参加しました。
倉敷市駅から列車に乗り、まず向かったのは・・・?
終点の三菱自工前駅の先にある倉敷貨物ターミナル駅です。
普段は入ることができないこの場所で、体験・見学スタートです。
車両整備工場では列車のつくりを見学します。
ディーゼルエンジンや変速機、さらには車両の下に潜って真下から構造を観察しました。
続いては綱引きに挑戦。
対戦相手は60トンの貨物列車「DD200—601」です。
子どもたちが見守る中お父さんが1人で挑戦する場面もありました。
車掌アナウンスやアクセル、ブレーキの操作体験、去年クラウドファンディングで復活した貴重な旧国鉄車両「キハ205」に乗車したほか、鉄道をイメージしたおにぎりなどが入った第五福田小学校の児童考案の「ピーポー弁当」などを楽しみ充実した時間を過ごしていました。
午後は、JFEスチール西日本製鉄所に移動します。
早島町の1.4倍の広さがある工場の敷地をバスで巡った後、鉄の塊を薄く延ばし自動車などに使われる板状の製品を作る熱延工場を見学しました。
鉄の塊の温度は1000度を超え、その放射熱によって夏場の室温は43度ほどになることも。
子どもたちは、ダイナミックな鉄づくりの様子を目や耳、肌で感じている様子でした。
コラボ見学会は、JFEが水島地区の企業と協力し2017年から行っています。
水島臨海鉄道とは2019年以来2回目の実施となりました。
夏休み終盤。
子どもたちにとって特別な1日になったようです。




