タブレットPCなどの情報端末を利用して、生徒が自主的に学習する学校教育を普及させようと玉野市の荘内中学校で公開授業が行われました。
この公開授業は文部科学省が推し進める「リーディングDXスクール事業」の一環で、情報端末を利用して先進的な授業を行う学校を紹介しその取り組みを普及させようと行っています。
荘内中学校は全国200あるモデル校のうちの一つで、レベルの高いICT教育を参考にしようと この日(18日)は県内外の小中学校、高校の教員約150人が参観しました。
情報端末を使った授業は先生が先導的に指導する旧来のスタイルではありません。
生徒それぞれが主体となって端末を片手に自由に動き回りながら調べた内容の意見交換や問題の解き方を話し合います。
2年生の数学の授業では三角形の合同を証明しました。
端末内に表示された図形に線を引いたり説明を書き加えたりして 周りと話し合いながら問題を解いていきます。
端末内の画面はクラスメイト同士で共有されているため意見交換がスムーズにできる、デジタルならではの特性を生かした授業が展開されていました。
参観した先生は生徒の新しい学び方にメモや写真を撮って記録していました。
県外の先生を招いて公開授業を開くのは荘内中学校が県内で初めての試みです。
荘内中学校では今回の公開授業で寄せられた意見を新年度の授業に反映していく方針です。