災害現場での聴覚障がい者との意思疎通を図ろうと総社市消防本部は職員を対象に手話講座を開きました。
この講座は聴覚障がい者への理解を深め火災や事故などの現場で寄り添った対応ができるようにと総社市消防本部が初めて開きました。
職員約40人が参加し講師には総社市役所福祉課で働く手話通訳士の上西 智子さんと聴覚障がいのある丸山 津久志さんが招かれました。
まず講座では聴覚障がい者に関する基礎知識が話され日常でのコミュニケーションの方法や特徴などが伝えられました。
そして、実践編では「わたし」や「こんにちは」といった日常的な手話から「消防車」や「大丈夫」といった災害現場でも使える手話まで学び、実際に丸山さんを相手に事故現場を想定して手話での会話を練習しました。
総社市には聴覚障がいのある人が約580人いると見られていて総社市消防本部では障がいのある人への対応力の向上に力を入れています。
そのほか、東日本大震災で被災した障がい者についてのビデオが上映され、職員は障がい者への理解を深めていました。
この手話講座は明日(8日)も行われます。