今月で西日本豪雨災害の発生から6年が経ちました。
倉敷市は市民の大雨や地震に対する防災意識を高めようと巡回パネル展を開いています。
会場の児島支所には、西日本豪雨災害から復興までの歩みや今年1月の能登半島地震の記録を残した8枚のパネルが展示されています。
西日本豪雨に関するパネルは、今月3日に開園したまびふれあい公園にも設置されているものです。
西日本豪雨では小田川の堤防が決壊し、真備地区では浸水被害などで51人が犠牲となり、約6000棟の住宅被害がありました。
水害のリスクを抑えるため、高梁川と小田川の合流点を付け替える工事が5年間前倒しで行われ今年3月に完了したことや、災害をきっかけに進んできだ地域や教育機関などの防災に関する取り組みが紹介されています。
自主防災組織は、2018年4月から今年4月までに432団体から497団体に増え、このうち真備地区では35から54に増加しました。
また、能登半島地震に関するパネルでは、被災地の様子を写真で伝えています。
石川県珠洲市などで被害があった液状化現象は、海や川の近くや用水路が多い地域で発生しやすく、倉敷市でも起こる可能性が高いとされています。
さらに、倉敷市が行った支援では、6年前の豪雨災害の経験を活かして災害廃棄物の処理や被災者の健康管理にあたったことが記されています。
防災啓発パネル展は、児島支所であす19日まで開かれます。
その後は、ライフパーク倉敷で今月23日から30日まで、玉島支所で8月1日から6日まで展示される予定です。




