倉敷市児島稗田地区を歩きながら、地域の歴史を学ぶ催しが開かれました。
このイベントは、緑丘コミュニティ協議会が、郷土の歴史を次の世代にも伝承しようと企画しました。
最初に訪れた稗田八幡宮では、江戸時代から明治時代にかけて氏子から奉納された絵馬を見学。
境内にあるパワースポットを回りました。
参加した住民50人は、これまで2回にわたり稗田地区の歴史について講義を受けています。
今回は稗田地区の東のエリア2.5kmを歩いて史跡を見て回り、理解を深めます。
地元の住民でもほとんど通らない道を進むと、明治時代から建てられている荒神様が姿を現します。
史跡は今から700年前の海岸線沿いに建てられたものもあります。
石段を登った先にある稗田大師寺は、江戸時代後期に開いたとされますが、これまで3度にわたり存続の危機を迎えたそうです。本堂の天井絵図と
吊るされる豪華な装飾に、参加者は息をのんでいました。
2.5キロを1時間半かけて歩ききった参加者には、地元婦人会が手作りした豚汁とおにぎり、おでんが振舞われました。
また、午後は備中神楽の上演もありました。