玉野市民病院と玉野三井病院の機能を集約した新しい病院「たまの病院」が完成し、来年1月の開院を前に記念式典が行われました。
玉野医療センターの新しい病院「たまの病院」は、地上6階建て、延床面積1万4000平方メートルの規模で建てられました。
免震構造の建物は、地盤より1.5mかさ上げして、津波や高潮による浸水に備えます。
外来診療は、2つの病院から引き継いだ13科を扱い、1階のフロアにほとんどの外来部門が入ります。
陰圧対応の診察室を設けるなど、感染症対策を充実させています。
最新の医療機器も導入し、整形外科では股関節・膝関節の手術をサポートするロボティックアームを導入します。
市民病院に199床、三井病院に110床あった入院患者のベッド数は、実際の稼働状況などにあわせ、新しい病院では190床とします。
個室や特別室を設け、室内から海が見えるロケーションで患者を癒します。
三井病院で行っていた訪問診療などの在宅サービスを引き継ぎます。
リハビリテーション用に屋外の庭を設けるなど、前の病院よりも環境を充実させています。
また、病院内に玉野市消防本部の救急隊が待機する部屋を設け、いざという時に頼られる救急医療を目指します。
来年1月の開院を前に記念式典が開かれ、関係者80人が出席して、新しい地域の中核病院が完成したことを喜びました。
約400人体制で医療を担うたまの病院。
整備にかかる費用は概算で88億円となる見通しです。
今後は医療機器を入れるなど準備を進め、1月1日に入院患者が2つの病院から引っ越し、外来診療は1月6日から行います。
      
    
 
       
           
           
       
       
       
      


