玉野市に住む学校園を退職した教員による絵画や書、手芸などの作品展が、玉野市の中央公民館で開かれています。
会場には、60代から90代までの元教員66人の作品およそ260点が並びます。
この作品展は、玉野市に住む退職した教員などで作る会が、現在の自分たちの活動を知ってもらい、会員同士や教え子とのつながりを広げるきっかけにしようと初めて開催しました。
教員時代の経験や退職後の趣味を活かした絵画や書、手芸や俳句、木工、ペーパークラフトなど様々なジャンルの作品が展示されています。
こちらは、出展者の中で最年長・94歳の守安裕子さんが手掛けたデンマーク刺しゅうです。
およそ30年前この刺しゅうの素朴なあたたかみや重厚な手触りに魅了され、生まれ育った玉野の海をテーマにした作品などを制作しました。
宇野中学校や東児中学校などで国語科の教員を務めた國西博美さん・85歳は、書道作品を出展しました。
幼少期から筆を持ち、退職してからは教室を開くなどおよそ80年に渡って書道に親しんでいます。
図書館前の展示エリアでは、会員が指導するワークショップも開催されています。
柄や模様のある紙を小物や食器などに切り貼りするデコパージュ、絵手紙やお茶席など9種類の体験を無料で楽しむことができます。
「退職教職員作品展」は、あす8日(日)まで玉野市立中央公民館で開かれています。
ワークショップの開催日時は、玉野市のホームページなどでご確認ください。