玉野市教育員会は、市内の小中学校の統廃合について、徒歩通学範囲の距離や統合時期を修正した案を発表しました。
きょう(18日)開かれた玉野市議会の総務文教委員会で発表されました。
玉野市教育委員会は、学校適正規模・適正配置について、小学校14校から6校に、中学校7校から3校に再編する素案を今年6月に発表し、10月から中学校区ごとに地域説明会を行ってきました。
説明会を踏まえた修正案では、小学校の徒歩通学の範囲を3キロ以内としていましたが、2キロ以内に変更。
これに伴いスクールバスの利用台数が増え、バスの運行体制を改めて考える時間が必要になったため、統合時期も修正されました。
来年度の鉾立小と胸上小の集約はそのままですが、他の統合を1年ずつ遅らせます。
山田、後閑、胸上の3校の統合を2028年度に、八浜と大崎の統合をその翌年2029年度。
さらにその翌年の2030年度に築港と宇野を一つに、玉、玉原、日比、二日比の4校を統合します。
また地域説明会では、計画の説明が不十分といった声が多くあがったことから、統合を1年遅らせる時間の中で、令和7年度に改めて各地で計画の説明をし再編の必要性の理解を得る期間とします。
中学校は、荘内と八浜の統合について、素案では2029年度としていましたが、八浜が全学年単学級となる見込みの2033年度に遅らせました。
委員会では、統合に納得していない人が多くいる地域があることや、市民から説明不足という声が多く上がっているなどの発言がありました。
玉野市の多田一也教育長は委員からの質問を受け統廃合の必要性について述べました。
また、この計画は、具体的な協議を進めるためのスタートラインであり、今後も学校再編の必要性について地域と協議を行い進めていく姿勢を示しました。
今後は、来年1月6日~2月7日までパブリックコメントを実施し、2月上旬に計画案の説明会、3月に最終案を報告し計画を固めます。




