岡山県内で絶滅危惧種の植物を保全する活動などに取り組む重井薬用植物園が、日本自然保護大賞を受賞しました。
日本自然保護大賞は、公益財団法人日本自然保護協会が優れた自然保護活動や生物多様性保全活動を表彰するものです。
全国6団体の授賞者のうち、重井薬用植物園には選考委員特別賞の沼田眞賞が贈られました。
植物園を代表して園長の片岡 博行さんと、運営母体となる社会医療法人創和会理事長の重井 文博さんへ表彰状と楯が贈呈されました。
重井薬用植物園は、岡山県で野生絶滅したミズトラノオなど約100種の絶滅危惧種植物の保全を行っています。
また、倉敷市加須山が県内唯一の自生地となっているミズアオイの観察会をはじめとした自然体験教室など、教育活動にも熱心に取り組んでいることが高く評価されました。
県内ではこれまで山陽学園中学校が日本自然保護大賞で2回入選を果たしていましたが、特別賞の沼田眞賞を授賞したのは重井薬用植物園が初めてです。




