下津井電鉄線の下津井駅跡に保存されている車両を一般公開する『下津井みなと電車まつり』が2年ぶりに開かれました。
下津井駅跡に残されている踏切の鐘と電車の警笛が勢いよく鳴らされ、2年ぶりとなるイベントが始まりました。
1990年に廃線となるまで下津井電鉄を走っていた、“メリーベル号”の愛称で知られる2000型(がた)をはじめとした9両が公開され、鉄道ファンや家族連れの注目を集めていました。
今回で10回目を数えるこのイベント、初の試みとして行われ盛況だったのが「構内ガイドツアー」です。
また、去年(2024年)から一部の修繕が行われているメリーベル号の車両の中もガイドツアー参加者にだけ特別に公開されました。
会場では、車両や駅名板をモチーフにした缶バッジといったオリジナルグッズや、下津井名物のたこ飯などを販売するブースが設けられ、多くの人で賑わいました。
このほか、イベントの人気企画として定着している車両の塗装体験も行われました。
下津井みなと電車保存会によりますと、会場には県内外から300人以上が訪れたということです。