倉敷市内2つのごみ処理場を統合した新たな施設「倉敷西部クリーンセンター」が玉島に完成しあす(1日)から本格的に稼働します。
倉敷市玉島の工業用地E地区内に完成した新たなごみ処理場「倉敷西部クリーンセンター」です。
施設は地下1階、地上5階建てで延べ床面積は、1万9700平方メートル。
2020年から工事に着手し事業費は、およそ220億円です。
施設では、市内から集まった可燃ごみと粗大ごみの2種類を処理します。
可燃ごみは、1日に最大で300トン焼却することができます。
また、焼却時の熱を使って1日で最大7880キロワットの電気を作ります。
これは、一般家庭およそ1万世帯分に相当する電力で、クリーンセンターや隣接する下水処理場の電力を賄うほか将来的には庁舎の運用にも活用する予定です。
一方、粗大ごみは1日に5時間の稼働で最大20トンを処理することができ倉敷市内からすべての粗大ごみが集まります。
倉敷西部クリーンセンターは玉島道越にあった西部清掃工場と今年度をもって一般廃棄物処理の契約が満了となった水島エコワークスの2つの可燃ごみの処理施設を統合する形で作られました。
また、施設が老朽化していた東部粗大ごみ処理場の機能も集約させ、倉敷市内のごみ処理施設は5ヵ所から3ヵ所となりました。
あすからの本格的な稼働を前にきょう(31日)、竣工式が行われテープカットで完成を祝いました。
施設は、小学生の環境学習の場としても使われるほか一般の方も見学することができます。
見学の申し込みはあすから倉敷市のHPで受け付けます。