訓練は、宇野港と香川県の直島を結ぶフェリー『せと』の船内で行われました。
フェリーを運航する四国汽船の職員10人が参加した今回の訓練でははじめに、玉野海上保安部職員の指導でテロへの対策方法や不審者の動きを封じ込めるための武器・さすまたの使い方講習が行われました。
その後、海上保安部の職員が扮する刃物を持った不審者が客室で暴れだしたという想定で実践訓練が行われました。
職員はさすまたを使って2人がかりで不審者を制圧。
その間に、ほかの職員が乗客を客室の外に誘導します。
全員の避難を確認したあと、通報を受けた海上保安部が対応を引き継ぐまでの流れを確認しました。
この訓練は、四国汽船と玉野海上保安部が共同で瀬戸内国際芸術祭やG7先進国首脳会議などテロの危険性が高まるイベントに合わせて行っています。